指導者代表(平成25年度~令和3年度)

「気合い!」「やあーっ!」キャプテンの号令で元気に走り出す河合剣道教室が本格的にスタートしたのは今から30数年前の昭和50年代半ばの頃です。以来、多くの子どもたちが河合の地において伝統ある剣道を学び、立派に成長していきました。

 

少子高齢化と言う言葉もすっかり聞き慣れてしまった今日この頃、河合町内における児童数も我々が小学生であった頃の1学年の人数程度(40数名)まで減少しているということでありますが、それでも11名の子どもたちは週2回の稽古に通い、元気いっぱい汗を流して稽古に励んでおります。

 

少年剣道の指導=子育ての手段であると言うことを私自身、しっかりと位置付けをしております。それは剣道に限らず、基本的にはどんな習い事でも良いと考えますが、剣道という日本古来の伝統ある武道は何よりも「人間形成の道であること」を理念としているからであります。もちろん勝負事である以上、より良い結果を求める事は当然であります。その中で、一人ひとりがしっかりと目指すべきものを明確にし、達成に向けて努力するその過程において必要な忍耐力、集団組織における協力・友情そして何よりも自分を支えてくれる周囲への感謝の気持ち・・・・・これらを指導者及び保護者が一体になって教えて行くことが重要であり、また、そこにこどもたちの成長の証を見ることが出来ることで喜びがあります。

 

 

 

おわりになりましたが、河合剣道教室を支えて下さっている保護者の会をはじめ、関係機関に感謝を申し上げると共に、剣道のすばらしさをご理解いただき、一人でも多くのこどもたちが入団されることを心より願いまして、ごあいさつとさせていただきます。

                                         板屋洋一